両センター支持で粗・仕上げ同時研削に対応。
円筒研削盤でありながら3軸構成の高効率マシン
NOG-2HFはワーク左右テーブル軸(X)、前後砥石軸1(Y)及び前後砥石軸2(Z)の合計3軸で構成され、それぞれが独立した駆動軸で制御されている高効率型の複合円筒研削盤です。
砥石軸配列パターン(選択式)
*仕様決定後の配列変更は不可。
粗・仕上げ同時研削によるさまざまな効果
独立した2つの前後砥石軸を最大限に活用する事で、一般的な円筒研削盤では不可能な、粗・仕上げ同時研削を実現します。これにより粗削り工程と仕上げ工程に分けられていた加工工程を1工程に集約する事が可能となります。また、加工工程を集約する事で段取り替えの時間ロスやオペレーターの負担が軽減できる等、さまざまな作業効率の向上が見込めます。
焼結素材の前加工が不要に
両センター支持であれば、前加工が施されていない焼結素材でもセンター基準で加工が行えます。当機は特に冷間鍛造用の金型パンチや工具の母材加工に適しています。
工具の段研削加工にも最適
ワーク保持方法
主軸ワークヘッド部
心押台
主軸ワークヘッド特殊仕様例
主軸スピンドルに専用回転センタを取り付けます。
固定センタと比べ、センタの磨耗を軽減することができます。
※回転センタ専用ワーク主軸は、固定センタ非対応です。
当社オリジナル高精度回転センターを採用。回転センターでありながら高い剛性を備え、精密加工に対応します。
心押台のセンターは各専用の心押台を載せ替えます。
標準的なセンタが使用できます。
標準的なセンタが使用できます。
両センター支持と高効率加工を組み合わせる。
Sample 1
プレス金型用パンチをイメージした形状加工
超硬 : ∅25 × 250 mm
加工長 : 約 250 mm
最大研削代 : ∅1.4 mm
# 170 ∅250 mm
●ダイヤモンドホイールを使用
# 800 ∅250 mm
●ダイヤモンドホイールを使用
Sample 2
工具の母材の段研削をイメージした形状加工
超硬 : ∅15 × 150 mm
加工長 : 約 150 mm
最大研削代 : ∅2.5 mm
# 170 ∅250 mm
●ダイヤモンドホイールを使用
# 800 ∅250 mm
●ダイヤモンドホイールを使用
細長いパンチ・極小径ピンの加工*1
Sample 3
金型用長パンチピンをイメージした形状加工
超硬 : ∅5 × 175 mm
加工長 : 約 135 mm
最大研削代 : ∅2.5 mm
# 170 ∅250 mm
●ダイヤモンドホイールを使用
# 800 ∅250 mm
●ダイヤモンドホイールを使用
*1 振れ止め治具
振れ止め治具(OP)を搭載すると加工長さがワーク外径の約5倍を超えるような細長いワークの加工を行う事ができます。その他、この治具を利用する事で∅0.1 mm以下の極小径ピン等も簡単に加工する事が可能です。
項目 | NOG-2HF | |
---|---|---|
ワーク保持方法 | 両センタ方式 | 工作主軸: 回転センタ MT No.3 固定センタ(選択式) |
心押台: 回転センタ MT No.2 固定センタ(専用心押台載せ替え式) |
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能力・容量 | テーブル上の振り | ∅180 mm |
センタ間距離 | 300 mm | |
対応ワークサイズ | 最大外径 ∅50 mm 最大長さ 300 mm 最大重量 2 kg |
|
スイベルテーブル旋回 | 円筒度調整用 | |
左右軸 (X軸) | 移動量 | 680 mm |
最小設定単位 | 0.0001 mm | |
回転数 | 0 ∼ 1000 rpm | |
主軸貫通穴径 | ∅20 mm | |
砥石軸Ⅰ (Y軸) | 移動量 | 70 mm |
最小設定単位 | 0.0001 mm | |
砥石軸用モータ | 5 kW | |
回転数 | 0 ∼ 6000 rpm | |
砥石角度 | 0 ∼ 10.5 度 | |
砥石固定方式 | 専用フランジ方式 | |
砥石径 | ∅250 mm | |
砥石軸Ⅱ (Z軸) | 移動量 | 60 mm |
最小設定単位 | 0.0001 mm | |
砥石軸用モータ | 5 kW | |
回転数 | 0 ∼ 6000 rpm | |
砥石角度 | 0 ∼ 10.5 度 | |
砥石固定方式 | 専用フランジ方式 | |
砥石径 | ∅250 mm | |
給油方式 | 全自動給油方式 | |
機械の大きさ (幅 × 奥行 × 高さ) | 2390 × 2910 × 2115 mm | |
全床面積 (幅 × 奥行 × 高さ) | 2440 × 2970 × 2115 mm | |
本体重量 | 約2500 kg | |
制御 | FANUC | |
電源 | AC 200 V | |
総使用電力 | 32 kVA | |
制御電圧 | DC 24 V / AC 100 V | |
掲載内容は機械の改良等により予告なく変更することがあります。 |